Autolibの廃止
最近見たニュースから
Autolibが廃止になります
Autolibとは
日本でもあるカーシェアの車のことです。
パリだけでなくパリ周辺にもあります。
日本ですとコインパーキングなどにカーシェの車が置いてありますが
パリでは自転車のベリブのように車道を使って置いてあります。
電気自動車100%なので環境にも優しいです。
こんな感じです
ステーションごとにシステムが異なりますが代表的な感じです。
ターミナル操作して鍵を開ける、使う前に充電コンセントを外す、使ったら充電コンセントを差す。そんな感じです。
買い物などのチョイ乗り、荷物がある人などが使っていました。
先日も女性の背丈ほどある鏡を抱えて地下鉄に乗っていた女性がありましたが、こちらの人よくそんなもの運ぶね〜と感心するもの地下鉄やバスに持ち込みます。
車はなんとピニンファリーナ!
たまに新型もありますが、ほぼ同じ車です。
ただ、洗車なんかしていませんし、テキトウなフランス人だから車はボコボコですし、車内もとんでもなく汚いこともあります。
この車のデザイン、イタリアのデザイナー、ピニンファリーナのようです。
個性的なクルマですよね。
なぜ廃止になるの?
パリ市などが株を持ち、民間企業に委託していました。
当初は順調のようでしたが、巨額の赤字でパリ市が過半数の株を持っているので強引に廃止を決議したそうです。
パリの街は渋滞ばかりでクルマでの移動に時間がかかることと、何よりも
Uberの台頭なのでしょう。
安くて運転しなくてもよく、クルマもきれい。
そりゃ太刀打ちできません。
日本だとカーシェアの車は個人や法人のチョイ乗り以外に、長距離利用もあるそうですが、Uberが入ってくると日本も同じ末路をたどるかもしれませんね。
構図にこだわるとこのクルマ結構カッコいいんですよね
かわいいだけじゃないのがイタリアらしい。
巨額の赤字をどう負担するか、これから市と業者のバトルが始まるそうです。
そしてこれもフランスらしいといいますか、廃止の決議をしたらなんとすぐ廃止のようで来月から段階的に廃止され来月中に終わりそうです。
Fermeture du service | Autolib
ここ数年の街の風物詩がまた消えて行きます