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今日のパリ 今日のパン(パリのオジサン)

パリから日々の徒然を〜もうしばらく日本です〜

10月30日 2018 フランス語を学ぶことについて思うこと

朝。スマホの気象情報は0度。そして雨だから外はかなり寒い。
気温差に身体が慣れていない。

 

今週から担任が変わり、それがストレスの原因。
クラスの中には、ある程度話せてわかる子と全くダメダメな子とはっきり分かれる。
そしてダメダメな子はどう質問したらいいかわからないから押し黙る。
だからわかる子しか発言しないし、その方が教師は楽。
同じお金もらうなら楽な方がいいというフランス人なので(そもそもやる気があるのかそれも不明)それでクラスが進んで行く。

 

ところがこれまでの教師はわかる子に不満がないように配慮し、そしてダメダメな子が押し黙らなくて済むよう聞きやすい空気を作ってくれていた。
課題をやる場合も、とりあえず課題の前提となる本文はクラス全員で1センテンスずつ読ませて解説し、それから課題を解かせるからなんとなくわかるのである。
そして課題を解かせているときは生徒を見て回り、解けない問題にはサジェストを、そして間違えた問題でこれは全体に周知した方がいい誤りは後から解説してくれる。
わかる子にはもう少し課題を追加するなど配慮もする。
そして何より良かったのが「どうしてもわからない場合はある程度英語で解説する」ということ。もちろん世界各国誰もが英語を話すわけではないけど、困ったら英語で聞けて答えてくれるというのはわからないことで立ち止まらなくて済む。

 

どうやらそうした教師の方針が学校と合わなかったようだ。
突然1週間で担当チェンジ。ここの学校は本当にそういうことが多い。
(ネットで書けないので聞きたい人は連絡ください)
せっかくこの教師で6週間終えてさて次の7週も頑張るぞと思った矢先の出来事。
案の定、昨日の授業はダメダメには無理だったようで、ダメダメグループは宿題として出された課題を出せない状態。これまでちゃんとやれていたのにやれなくなったのはひとえに新しい教師のせい。


本来はわからないから学校に通うわけでなぜにフランス語を学ぶ学校でフランスにある学校はフランス語しか話さないというのは、単にフランス語しか話せないからそうせざるを得ないという学校の都合でしかないと思う。慣れさせるなんて所詮まやかしである。意味のわからないお経を聞いているのと同じでなんのメリットもない。

 

あ、ここリエゾンしているんだな、これこう発音するのかとか、そういうのが視覚的にわかってこそ聴覚的にも理解可能というのが脳の機能的にも正しいと思う。

 

どれくらいストレスだったかというと、フランス語で考えること、英語で考えることを一切受け付けなくなるフリーズ状態なのだ。いわゆる適応障害ですね。

 

これまであまり誰も書かなかったけど、そろそろみんな書こうよと思う。
フランスでフランス語を学ぶためには日本である程度、フランス検定の準一級くらいまでやりこんでからくらいのレベルでないと日本人には通う意味がないことを。
日本人スタッフを置いている学校のほとんどが通う意味がない。
そもそもプライベートスクールなんてフランスにおいては学校と見なされていないし、だからそんな学校に就職したいかといったらそれは日本と同じ。まともな教師なんているわけない。

 

これから語学留学でフランスへなんて考えている人は自分がどれくらいのレベルかしっかり考えて日本で学んだ方が色々マシであること、語学留学という響きに惑わされていないかしっかり考えてくださいね。

 

そしてそれでも行きたい場合はプライベートではない、日本人スタッフのいない学校でちゃんと自力で学びましょう。

 

今日も見に来てくださりありがとうございます。

すみません、今日は毒を吐くばかりで。

 

今日のパンはお休みです。

 

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オペラガルニエ。
そうそう、ここは単なるオペラ座ではなくオペラガルニエ。
なぜかというとバスティーユにもオペラ座(新オペラ座)があるから。
でも、こっちのテキストを解くと与えられた資料ではどう考えても「オペラ座」としか回答できないのに正解は「オペラガルニエ」だったりする。
確かに住所から判断すればそうなのだけど、それって入試などの世界では問題の誤りとして日本では処理される。まあそういうところが自国を中心に考えすぎているフランスらしいといえばそれ。