伊丹空港でANA ボーイング787型機が立ち往生
今朝、日本のニュースを見ていましたら
とありました。
ほ〜787と思って映像を見ていましたら
ロールスロイス製エンジンでした。
今回のトラブルは以前から引きずっていた問題でした
ボーイング787型機は中型機で777型の後継機とも言われています。
エンジンはロールスロイス製とゼネラル・エレクトリック製のどちらからです。
ANAはロールスロイス製を導入し、JALはゼネラル・エレクトリック製を導入しました。先に導入したのはANAで2011年に初飛行しました。
実はここで2社の明暗がわかれました。
それは
ロールスロイス製のエンジンに問題があり、昨年ANAは運行休止にするなどして修理に努めてきました。
JALはゼネラル・エレクトリック製だったので点検だけで済ませることができました。
でもまた今回ロールスロイス製エンジンがトラブルです。
恐らく国交省が緊急点検を指示しそうですね。
今回のトラブル
1.着陸し逆噴射しようとしたらエンジンストップ。
2.滑走路上で速度を殺すために車輪のブレーキを使用。
3.停止したけどエンジンが動かないから自力走行不可となりトーイングトラクターに助けてもらった。
そんな感じでしょうね。
逆噴射の時に少しだけGを感じることがありますが、ブレーキだけで停めるのはそれ以上のGがかかるようです。滑走路の長さには限界がありオーバーランしないためにブレーキをある程度強くかけないといけないからです。本来は逆噴射させその力で速度を殺してブレーキと併用していくことをを考えるとなんとなくお分かりいただけるでしょう。乗客の皆さんビックリされたかもしれませんね。
787型機と777型機
787型機はJALですとパリと成田を結ぶ便に使われていますが現在運休です。
パリと羽田を結ぶ便には777型機が使われています。
787型機は気持ち広くて、窓の日除けが自動だったりと新しいゆえに便利だなと思いますが、信頼性という点には欠けるのか、運休していけない路線には777型機がいまだに主流で787型機に置き換えられていません。
私は日本に帰るとき、安い飛行機会社で帰るときには777型機かどうか見てから予約します。JALで帰るときには羽田か成田両方を選べるときには必ず羽田で777型機で帰ります。だってこれが万一空の上でエンジントラブルなんてなったら、と考えるだけで嫌になります。
787型機はやはり最大の失敗作になりそうですね。
今回トラブったのはANA JA825Aで、機体番号34516/148
2014年2月に就航したもののようです。