パスポートが変わるようです。北斎の富士山がいっぱいに
たま〜に赤い表紙が少し薄汚れている人で「パスポート分厚いな」と思った人を見る機会がありますがまだあったんですね。
増頁している人が旅券の変造ではないかと疑われるとかも理由とか。
そういえば結婚して旧姓のパスポートの扱いが「記載事項変更旅券」の扱いになったのにこれがそのまま生きていたのが不思議ですね。
で、このニュースは正直どうでもいいですが、昨年12月に新しいパスポートの案が発表されていました。
表紙はそのままだそうですが、富嶽三十六景から24の景色を1ページごとに偽造防止で入れるそうです。
これ、また手数料上がるだろうな。
日本のパスポートは世界から信頼性があるようで、VISAなし渡航ができる国が多いランキングで世界でもトップクラスです。だから偽造も結構増えている、そんな背景もあるようです。
で、この24を見ていたのですが、
凱風快晴は当然ですよね。神奈川沖浪裏も。
が、尾州不二見原がない
この作品は世界的に評価されていること理解していないんだろうか。
ダヴィンチとか知らなかった東洋人が描いていた遠近法、そして手前にどんと構造を持ってきてそして背景を小さく描くことでその距離を描いていた名作。
WIKIにもこの絵は別ページで解説されているのになぜに採用されなかったんですかしら。
最後の晩餐と構図が似ているんですよね。
いずれにせよ北斎がその後の印象派に多大な影響を与えたことは疑いないことです。
そういえばユニクロでは北斎を特集していてパリジャンやパリジェンヌに人気です。
パスポートは今年中には導入されるとか。
尾州不二見原がないのは残念ですが楽しみです。