ルーブル美術館のピラミッド、完成から30年
ルーブル美術館の中心部にドンと存在しているルーブル・ピラミッド 。
完成から30年なんですね。いまメトロのあちこちに記念イベントの告知ポスターが貼られています。
ルーブル ・ピラミッドとは
パリのルーヴル美術館(ルーヴル宮殿)の中庭であるナポレオン広場 (Cour Napoléon) に設置されている、ガラスと金属で制作されたピラミッドです。
小さな三つのピラミッドに囲まれた中央の大きなピラミッドは、ルーヴル美術館のメイン・エントランスとして使用されております。1989年に完成したこのピラミッドは、パリのランドマークとなっています。
ルーブル美術館へ行く時に大抵の人はここから入場すると思います。
実はもう1箇所あるんですが気づかないかもしれません。
それくらいピラミッドが有名かつ常識になっているんですよね。
作られたのは1989年
ちょうど日本がバブルに浮かれだす頃ですね。
当時のフランス大統領フランソワ・ミッテランが、「パリ大改造計画 (en:Grands Projets of François Mitterrand)」を推進しました。
この計画の一環として「大ルーヴル計画 (Grand Louvre)」が実施されることとなり、1983年に大ルーヴル計画公団が設立され、建築家イオ・ミン・ペイに、ナポレオン広場に新たに設置するメイン・エントランスの設計が任されたそうです。
イオ・ミン・ペイは、滋賀県のMIHO MUSEUMなどの設計にも携わった建築家だそうです。建築には、モントリオールのニコレ・シャトラン・ノール社がデザイン時に、建築家ユニットRFR (en:RFR Engineers)が建設時に参画しているそうです。完成したルーヴル・ピラミッドは、ガラスを主材料としており、高さ20.6メートル、底辺35メートルに達しており、603枚の菱形のガラス板と70枚の三角形のガラス板とで構築されています。
完成当時はエッフェル塔同様、いかがなものかという議論もあったそうですね。
ここが完成してルーブル美術館への入場導線が飛躍的に良くなったそうです。
確かに、ここがないことは想像できないかも。
逆ピラミッドがあるのをご存知ですか?
地下の商業モールを抜けると現れるこちら、意外と皆さん気づかれず素通りされているようですがこちらは二期工事が完成した1993年に完成だそうです。appleストアの近くだったと思います。iphoneお持ちの方はここで少し充電も人によるけどさせてくれるそうですし、wifiもルーブル美術館のwifiより早い回線につながるのでオススメです。
30年記念イベント
30年を記念してなのか、第一土曜日の夜間無料開館もルーブルの中でのコンサートなどいろいろ企画が目白押しです。
ただ観光客向けということがあまりなさそうです。
サクッと名画名作だけ見ていかないといくら時間あっても足りないのがルーブル美術館。それにイベントもなんてなったらすごいことになりそうです。
リンクを貼っておきますね。
ぜひこの機会にまたルーブル美術館を訪れてみてください。