沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶
とあるお店で手にしたフライヤー。
沖縄島建築
建物と暮らしの記録と記憶
時代の流れが生み出した
さまざまな表情をもつ「沖縄の建築」
人々の営みから、沖縄の歴史と文化をたどる一冊。
以上引用。
那覇では牧志市場が仮設に移転し建替、ガーブの上の施設も取り壊しが囁かれています。
この本の巻末に
日常として存在しているときにはその価値に気づかず、いつも失ってから行動している
とありました。この本の帯に書いてあった「バスターミナルも農連市場もなくなったけど」というくだりにあった「農連市場」をきっかけに沖縄のリゾートではない暮らしという側面に触れたことをきっかけに私はより沖縄が好きになりました。農連市場も無くなる直前に少し歯抜けにはなったけどまだゴザを敷いて販売している光景を見て「ここが日本なのか」と驚きましたが街にはそれぞれの顔があり、それに触れてなんぼだと思います。それを味わうには歩くことが一番。ちょっと気になると思ったら足を止めて観察する、こっちだと思った方向へ入り込む、そんなことが自由自在。
ここに書いた沖縄特有の路地を「すーじぐゎー」ということもこの本で知りました。
沖縄をさらに好きになるこの本。家で過ごす一冊にいかがでしょうか。
沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶 (味なたてもの探訪) [ 普久原朝充 ] 価格:2,090円 |