パリのバス(RATP) グリーンからブルーへ
今日のネタはバス分です
パリ市内をくまなく網羅している地下鉄とバス。
RATP パリ鉄道公団が運営しています。
RATPのサイトで新しい色のバスに変わりますと告知があってからはや半年。
ようやくパリ市内でも見かけるようになりました。
こちらがグリーンの旧来のカラー
新しいカラー 連結車
新しいカラー 通常車
後ろから
今回からのバスは、 Île-de-France イル=ド=フランス地域圏 のロゴが大きくなって目立つようになっています。
入口扉脇にもしっかりとしたシールが貼ってあります。
パリのバスと地下鉄は同じパステルグリーンだったのに色を変えてきました。
地下鉄とバスの区分けをしたかったのか、意図はよくわかりません。
個人的には新しい色はパリにあっていると思います。
投入された新車、例えば、停車ボタンを押したサインの赤い表示の一部が既にドット欠けしていたり、内装の一部がしっかり固定されず浮き上がっていたりとさすがテキトーな国らしい作りになっていました。
大気汚染に配慮して全てハイブリッド車なのがパリですね。
バスは全て車椅子用のスロープを内蔵しており、運転席からスイッチ一つで電動でスロープの操作ができます。バリアフリーでない地下鉄の補完をバスが担っており路線も本数もとても多く助かります。
さて、7月に入り「今年のパリは暑いよね」「2003年以来の暑さ」と聞きます。
2003年は記録的な猛暑でエアコンがそもそもないパリでは高齢者がバタバタと熱中症で倒れ亡くなるっていうことがありました。
で、テキトウ大国フランス。
政治家は全員ヴァカンスでパリにおらず、事態の収束を図ったのはヴァカンス明けというお粗末さ。その頃にはとっくに涼しくなっている!
まあ本当にテキトウで誰からお金もらって仕事をしているのかという意識のカケラもありません。
今年は30度とあまりパリではない暑さで、2003年以降エアコンの設置が進でもなく、地下鉄の過半数とバスほとんど全てに冷房がありません。
しかも、窓の上の方が少しだけ開く構造で、基本はめ殺しの窓。
昼間ともなると既に熱せられ暑くなったシートに座ろうもんなら「サウナ状態」
体臭のキツイ人もいるからたまらんです。
30分で熱中症で死ねます、というくらいです。
これ、ハマムへ行ったと思ってしばらく乗って汗をかいて水を飲んでシャワー浴びたらいいのかな〜。
地下はまだ多少ひんやりしますが、この季節のバスはやばいです。
7月と8月は運転手もヴァカンスなので、本数が減り、路線によっては日曜日運休だったりするのもテキトウだな。。