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今日のパリ 今日のパン(パリのオジサン)

パリから日々の徒然を〜もうしばらく日本です〜

Alvar Aalto. Architecte et designer @Cité de Architecture et du Patrimoine,

長いタイトルですが、アアルトの展示をシテ建築遺産博物館に見に行ってきました。

 

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Aivar Aalto

 

いまさらですけど

 

フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナー。その活動は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐に渡る。
スウェーデンのグンナール・アスプルンドと並んで、北欧の近代建築家としてもっとも影響力があった1人であり、モダニズムに対する人間的なアプローチで知られる。

 

wiki

 

 

私にとってのアアルト

 

アアルトの建築をこれまで見たことがなく、日本ですと照明

 

 

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が有名なのと

 

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家具があまりに有名ですよね。

 

建築家と言われてもピンときておりませんでした。

 

おそらくこの展示の意図もそこにありそうでした。

 

 

建築家としてのアアルト

 

パリ郊外に残るルイ・カレ邸を始め世界各所に残るアアルトの建築。

場所をしっかりと広範囲に渡りスケッチをして、自然をお借りする感じで「人」を中心に考えられた建築でした。

 

ルイ・カレ邸も当初はコルビジェに話を持っていこうとしたらしいのですが、コンクリートが好きではなく、それでアアルトになったようです。

天井の高さに変化を与えそしてかつ曲線で構成された天井は美しいのひと言でした。

建築は建ててしまったら100年くらいは少なくともそのままです。

建築当初の自然が100年後この建物とどう寄り添っていくのか、建物の完成というのはあくまで通過点で、そこに人が入り、人が使うことで「完成」というのはないのかなと感じました。

 

この発想って明治神宮を作った先人の考えと同じですよね。

 

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アアルトの彫刻作品とその彫刻が作るシルエット

おそらく建築においてもこうしたものとその影を計算していたように感じます。

 

おまけ

 

 

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今回のポスター

 

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ポスターのガラスの作品を作るための型。

アラビア社で作られているものだそうです。

 

朗報

 

この展示、日本でも見られるそうです

 

bijutsutecho.com

 

神奈川ですけど、見ごたえあると思います。

ここに写真を載せませんでしたが建築模型や写真、そして図面は必見です。