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今日のパリ 今日のパン(パリのオジサン)

パリから日々の徒然を〜もうしばらく日本です〜

10月10日 2018

今日は昔感覚ですと「体育の日」でしたね。
いつからそうじゃなくなったのか。

 

今朝はメトロがモトピケでストップ!
トロカデロでどうこう というアナウンスが少し聞こえます。
こういう場合、長時間になる可能性もあるので”特に旅行者の方”は
スマホで別ルートをすぐに探してください。シャレにならない事態になります。
たまたまホームにいた知り合いはすぐに迂回することにしたようです。
私は少し余裕があったので「えいや」と賭けることに。
そしたら運よく5分くらいで再開しました。
日本だとあり得ない感覚だけど、すっかり慣れました。
いつからそうじゃなくなったのか。

 

今日は大好きだったブーランジェリーへ行く。
なぜ「過去形」かというとこの9月に大手製粉会社に「買収」されてしまったから。
9月に久々行った時には既に買収後。そしてフロマージュのパンを買ってみたけど、見た目も中身も今ひとつ。もちろん買ってみるまでもないと思ったけど一応買ってみた。
ああとても残念と思ったのはいうまでもなく。
フランスの場合、こうした買収の場合は社員(スタッフ)も引き継がれるのですが、
9月に買収後初めて行った時にはいた以前からのスタッフが今日は総入れ替えされていました。なんでもアリなんだなと思った。フランスはいつからそうじゃなくなったのか。


「すべてBIO」ですという貼り紙があちこちバンバン貼ってあるけど、お客が求めているのは素朴で採算度外視でしょうという「これでもか」というくらいのナッツやチョコだった。これはダメになったなという感じがすごくした。残念。
フランスは個人経営の店のパン屋は近い将来なくなるのではとメディアで言われています。
朝からパンを作る作業は大変そのもの。勉強しない子供に「勉強しないとパン屋にしかなれないよ」なんてすごい職業差別的な脅しを親がするくらいの低賃金で重労働。
だからあちこち「冷凍」を焼くだけのお店がかなり増えている。
私の好きなピシャールは週に2日休むけど、1日は仕込みをしているそうだ。
ヴァカンスになった時「ブーブー」言っていたけど、それくらい休んでください
と今は心からそう思う。

 

今日も見に来てくださりありがとうございました。
毎日同じお店の同じパンを撮影していても「こんだけ違う」という差があるとは思わなかった。そして「この時はアタリ」「ハズレ」がわかるようにもなってきた。バラツキはピシャールですら結構ある。そうした記録になることも想定外だったけど、「在りし日のパン」の記録になってしまうとは思わなかった。残念だけどいい時を知れたのはとても良かったということにしよう。すべては一期一会だなと改めて思う。

ということで

 

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こう2つ並べると一目ですね。
もっと行っておけばよかったと後悔先に立たず。