神戸 兵庫県立美術館
兵庫県立美術館へ行ってきました。
現在はミナペルホネンさんの「つづく」も11月まで開催です。
この景色は山側。
こちらは海側。山と海、いかにも神戸らしい方位の名称ですね。
駐車場は地下にあります。手前に置くより、奥に置いた方が入口に近くなります。
美術館利用者には割引あります(2時間400円)
駐車場から見える階段室。安藤建築の魅力に溢れています。
兵庫県立美術館は「第二日曜日」は「コレクション展」が伊藤財団の支援で無料だそうです。
コレクション展は美術館が収蔵した作品ということでミナペルホネンさんの展示以外は無料で見られるということです。小磯良平作品もコレクション展の1つなのでもちろん無料。
伊藤?と思って調べた「伊藤ハム」でした。素晴らしい会社ですね。
小磯作品を多数寄付したのは「武田繁子」さん。武田薬品の方だそうです。武田薬品は機関誌に小磯を起用し13年間薬用植物を描いてもらったそうです。
神戸の財界人、素晴らしいですね。
小磯作品の代表作、「斉唱」。
カナの婚礼に影響を受け群像表現を追求した小磯良平の卓越したデッサン力が光りました。
実物を見ていると「口もと」「女性の足」にフォーカスが合っていて、あとは少し甘めにしているのがかえって「歌っていること」「集団であること」を浮き彫りにしていて良かったなぁ。
小磯以外には小出楢重の小品、安井曽太郎くらいしか目を惹かなかったかな。
塑像にジャコメッティが1体。
兵庫県立美術館は神戸の財界人と市民から寄付を受けた作品が多そうで、市民の誇り的な美術館のようですが、美術と縁遠くなってしまった人をどう引き戻すか、そういう一環でのミナペルホネン展かも知れませんね。