ライアンエアーに乗ってみた
パリにいるとライアンエアーの広告をよく見ますが、私の周りの日本人友人はライアンエアーには乗らない人がほとんど。
理由としてシャルルドゴール空港でもオルリー空港でもなくボーヴェ空港という「どこやねん」という空港からしか出ていないことがあります。
ボーヴェ空港へはポルトマイヨ(メトロ1番線)からバスが出ています。
往復29ユーロ、片道15.9ユーロで、これはNAVIGOのルート外。
定期を持っているとシャルルドゴール空港やオルリー空港から出ている便を選んだ方がかえって安くなります。
ライアンエアーの一番の欠点は荷物を預けるのも有料、手荷物もサイズ規制がどこより厳しい。そしてしょっちゅう遅延や欠航する。だから一度もライアンエアーを使うことがなかったんですよね。
で、今回コペンハーゲン からハンガリーブタペスト リスト・フェレンツ空港へ行くためにライアンエアーしかいい時間のがなく初めて利用することに。
今回はスーツケース1個預ける必要があったのであらかじめ荷物預けのお金を払い、ライアンエアーといえば必ずチケットを印刷して持参する必要があるから日本できちっと印刷して持参しました。パリの家にはプリンターなかったのもライアンエアーを避けていた理由だったかも。
まとめ
チェックインにはアプリが必要になっていた。
これはコペンハーゲン だけかもしれないけど、印刷した紙を見せたらそれじゃなく画面で見せろという指摘。「?」と思ってスマートホン?と聞いたらYesと。
これからの海外旅行はスマホもしくはipadなどが必須ですね。
慌てて空港wifi使ってライアンエアーのアプリをダウンロードしてみましたよ。
よかった、ちゃんと予約の時に使ったメルアドなど覚えていて。
機内はとにかく狭い
過去に乗ったLCCどの航空会社と比較してとにかくこれでもかというくらい前後の間隔が狭く、隣との距離も近い。紺色のシート色がまた重たくって機内がすごい人の密度なのに輪をかけたようになるのが如何とも。
そして機内の荷物置き場が極端に上下方向が狭いので入らないから横にして入れるしかなく、場所を食うから置けない人が続出!
そしてトイレも狭い!戸を閉めたら閉所恐怖症の人はアウトだろうという狭さ。
2時間かからないフライトだったけどもう2度といいなというのが正直なところ。
搭乗ゲート、LCC用のターミナルまでやたら遠い。
保安検査場からとにかくこれでもかというくらい歩かされる。
10分は優に歩いたように思った。もちろん階段だけだから年配者や障害のある人は辛いだろうな。障害のある人くらいは運んでくれるのだろうか。
まあライアンエアーやっぱりねという感じでした。
それでも満席なのは安さなのでしょうか。
荷物を預けるお金を払ったらそんなに安いか?という金額でした。謎。
どうしてもライアンエアーしかない場合しか使わないだろうなというのが感想です。
ローゼンボー城へ
前回パスしたローゼンボー城へ。
1606年に夏の離宮として建造され、1624年に今の形ができたそうです。
江戸時代の初めから存在してるとは驚き。
立派な生垣です。
いわゆるお堀もありますね。
The King's Gardenと一体になっています。
手入れされた植栽が美しい公園でした。
パレロワイヤルの植栽のようです。
ゆっくりと時間を過ごせる公園でした。
手入れが行き届いているいい公園でトイレもあります。
お城の中には入りませんでしたが十分に楽しめます。
ロイヤルコペンハーゲン本店まできました。
日差しは眩しいですが8月後半でも長袖Tシャツでもいいように思いました。
結構ひんやりとした気温です。
本日は移動のためこのまま空港へ向かいます。
救世主教会を再訪
以前、なぜか臨時休業でした救世主教会。
夕方になる前だけど、少し空模様が怪しい感じで曇っています。
中には鐘を鳴らす装置が入っていました。
階段は狭い上に途中すれ違うこともままならない狭さでした。
だんだんと黒雲が出てきたと思ったら雨。
外の階段は金属の屋根材が踏み板だから雨だと滑る滑る。
しかも手すりの高さが中途半端な高さで最後の少しを上がり切る前にビビってしまいUターン。下を見ると怖いなんてもんじゃなく、上を見て歩くも安心という感じを通り越してしまっていたから絶叫系マシーンよりかなり怖いなと思いました。ipadとかで撮影したいと思って構えるとipadの高さは手すりを超えてしまい落っことしそう。
下りてくる時に、上った時のように下から人が上がってこないので「なんでだろう」と思っておりました。下から上がって来る人がいたらすれ違い大変なので助かったなと思いながら外へ出たら「悪天候でクローズ」というボードが出ていました。
そうかもしかしたら以前も晴れていたけど風が上は強かったのかなとか思いました。
救世主教会は外から見た通りの無茶な作りで、特に外の階段を登るときは荷物はしっかりと保持して足元をしっかりと踏みしめる感じで進んでください。靴はスニーカーなど動きやすい靴で手すりをしっかり掴みながら歩いてください。そして「怖いな」と思ったら早めの撤退をオススメします。上りより下りが怖いと思うので撤退決めたのになんでこんな怖い思いしんといかんのという気分になります。
良くこんな危険なものを作ったものですね。
パリ警視庁の刃物襲撃事件で思うこと
パリは東京と同じで、パリ市警もありますが警視庁に当たる組織もあります。
(個人的には警察庁の一部と警視庁を足した感じと思っています)
今回の事件現場はシテ島にある警視庁で、ここはいわゆる警察行政的なことと、もう1つはVISAに関することをやっています。
日本人をはじめとしてVISAを更新する際に予約をして訪問するのが今回の現場です。
今回事件発生は午後でVISAセクションは午前中の業務を終えていたので巻き込まれずに済んだと思います。
一度質問をしに行きましたが、入口は厳重にセキュリティチェックがなされていて、カバンも人間も金属探知機を通って、予約票を持ち合わせていなかったら容赦無く追い返されるというこの場所。
当然ながら職員の方も身分チェックをしっかりなされていました。
だから中にいる職員は防刃チョッキすら着ていなかったと思います。
職員の方は金属探知機を使っている様子を感じなかったので刃物も容易に持ち込めたのでしょう。
もうこうなってくると、庁内のイスラム教信仰者を排除するしかないという危険な議論にすらなりそうでちょっと怖い事件でした。
そしてそんなところで刃物を持った人に襲われるとは全く考えてもいなかったので「これからどうしようか」とちょっと考えてしまいました。周りは「起きるときは起きる」という意見でしたが。
パリ市警の方はと言いますと、区内全てに警察署がありますが、ここは当然ながら入口もマシンガンを持った警察官が複数名います。パリ警視庁にもいますが、ピリピリした感じはこっちの方が高いです。そしてチェックは意外にも金属探知機などありませんが中の警察官はほぼ銃を持ち、防刃チョッキを着ていました。そりゃ何かあったらすぐ出動なので当然ですよね。
そういうパリ市警と比べてパリ警視庁はよほど大きなことがあっても後方支援程度でしょうから今回の身内による襲撃は寝耳に水で虚を衝くものであったでしょう。
VISAの更新で、パリ警察へ行くもんだと思っていたので先に近くの警察署へ行き、パリ警視庁を教えてもらい行ったところ学生は全員がシテユニバーシティとわかりました。
(通常、新学期の9月はしてユニバーシティに臨時出張所が設けられそこで学生が手続きするのだけど通年とは思わなかった)
パリ警視庁はPréfecture de Police de Parisといい、VISA更新でPréfectureへ行くという話はパリに長い友人と話していると普通に出てくる言葉です。
ああここね〜と納得したことを覚えています。
そんな馴染みのあるところでテロは日本で報道されているよりパリに暮らす人にとっては大きな事件だったのではないでしょうか。
コペンハーゲンでデンマークのチーズを買って夕食
宿の部屋にテーブルもあり、もともとあまり食べないので夜ご飯は宿で買って食べるスタイルでした。
近くにスーパーがありましてチーズやビールを調達すればちょっとした贅沢気分。
デンマークCASTELLO(キャステロ)の白カビ系チーズに唐辛子を練り込んだようです。
結構な量の唐辛子が練りこまれていますがそんなに辛いことはなくいい感じ。
日本に持ち帰りましたが、「おいしい」と評判良かったです。
フランスの白カビよりクセがない印象です。
ハムも買ってみました。せっかくなのでデンマーク産。
消費期限が1週間ほどとどれも短く、保存料をさほど使っていなさそうで好印象。
トイレとシャワーが共同でしたが、部屋もまあ広めでテーブルとイスもあったのでこうした適量を周りを気にせず食べる時間はいいですね。
食べたら帰る必要もなく、歯を磨いて寝るだけなのも◯
Musée de la libération de Paris
Denfert-Rochereau駅はメトロ、RER B線、オルリー空港へ行くバスも出ているターミナル駅です。
有名な観光スポットといえば、「カタコンブ」ですね。
地下におびただしい数の人の骸骨が納められているホラースポット。。
苦手なので一度も行ったことがありません。
あとはダケール通りの商店街でしょうか。
チーズの名店、最近だとBIOの八百屋かな。また活気が戻ってきたように思います。
そんなDenfert-Rochereau駅はブログに書かなかったけど、アーティストのレジデンスがあることから週末になるとと言ってもいいくらい出かけておりました。
そしてずっと工事中で気になっていた駅舎なのかと思っていた建物
グーグルさんからお借りしました。
ここが9月に改装を終えてオープンしたそうです。
それがMusée de la libération de Paris です。
1940年、パリがドイツの支配下にあった頃、レジスタンス運動の拠点となっていた場所だそうで、地下にはカタコンブに続く地下通路もあったそうです。
パリ解放75年を記念して整備して今回のオープンとなりました。
www.museeliberation-leclerc-moulin.paris.fr
パリ市のやっているところかと思ったら(そうだったら無料)、ハイライトとなる地下の通路や施設を見ようと思ったら有料、かつ予約制でした。なるほどだから皆さんがなかなか行けないと言う訳だ。
パリの地下に眠る歴史遺構は結構な数あるそうです。
人の狂気でもある戦争の遺構を通して平和を考える機会になるといいですね。