いつまでもあると思うな。食べたいなと思ったら行動だ。
いつもとは違うテイストのタイトルですが本心です。
人はいつ死ぬかわからないから後悔のない生き方をと言いますがまさにそれです。
パリの気になるお店もいつまであるかなんて本当にわからないものです。
ここ1年少々で片手くらいそういう体験がありました。
お店はそのままでも味覚が近かったシェフが退店してしまい別のお店になってしまったところもいれると結構かもしれません。
今回ご紹介するこのお店はかなりガックシで、後悔が残りました。
パリの1区、エロルド通りにあったブラッセリー。
人気の少ない路地にポツンとあったお店で地元の高齢な方から若い人まで静かに人気だったと思うお店。
ただ思うとお店のオープンから時が経ち、お客も高齢化してしまったのかなという感も否めない。匂いも雰囲気も何もかもが魅惑だった。
ちょっとお金に余裕がないことと、何よりレクレルールへ行く前はもちろん、帰る時間も食事時じゃなかったりしたので10年以上気になっていたけど立ち寄らず。
そろそろやばいか?という感じもしたので行けばよかったと後悔。
*レクレルールも残念なのだけど昔感じたキリッとした唯一無二の絶対的感覚がドンドン薄くなっています。
もう10年以上通うエロルドのお店もスタッフは変わらないけど自分が変わったのかわからないけどちょっと行くたびに残念に思います。
ベルリンのあのお店のようなトキメキがないんですよね。あ、まだアップしていなかった。それくらい内緒にしたい素晴らしい店でした。
今回もクリスマス前に鏡に白いペンで書いた各国のメリークリスマスの表現がそのまま残っていたり、セールの服の値段をさらにプライスダウンさせる準備をしていたりで。いくら暇でも昔はそういうこと見せなかったのにな。今回もだからあえて探しているものを尋ねませんでした。
ここでの散財をやめればもう少しご飯にまわせるから今年はそうしようかな。
ミュンヘン、多分散財しそうな感じだなとレクレルールをサラッと見て帰るときに思いました。(でも散財すると帰りの飛行機で超過料金かかりそうで怖いな)
最近ザンという金属のカウンターでおじさんがビールやワインを注ぐタイプのお店が急速に無くなっています。
ここはつい最近見つけたそうした古いタイプの別のお店。
カウンター越しに店主のおじさんと立ち飲みしながら話をするのが古いパリのスタイルのようです。
ちょっとウザくもあるけどメトロの車内で演奏する人も減ったように感じます。
小銭を渡す人も減ったように感じますから商売にならないのでしょうね。
許可を受けていなくて無賃乗車の方がほとんどなので、RATPのセキュリティが取り締まっている光景も見かけるから余計に減ったかもしれません。
この日はホルン?金管楽器を思い切り吹くとうるさいのでセーブして吹いていたのが印象に残りました。金管楽器というのは初めてだったのでコッソリと撮影。
急速に変わりつつあるパリ。
私も毎日変わっていると思うから加速度は二乗三乗になっているかも。
ここまで書いていて思い出したのが、マエダーというパン屋。
まさか8月で身売りするとは思わなかった。
もう今ではこんな豪快っぷりはありません。
明日はないかもと思って行動したいと思います。
長々とお付き合いありがとうございました。