パリ市が持っているアトリエ
パリは芸術の都といいます。
芸術家の保護、庇護についてはパリ市の財政が破綻をきたしておりますが今もしっかりとやってくれています。そうした政策の1つにパリ市の持っている施設を格安でアーティストに貸し出しております。いったいどれくらいそういう場所があるのかわからないけどかなりありそうです。年に1度一斉にそうしたアトリエを解放し、アーティストを紹介するイベントもやっております。楽しみなイベントです。
今回はそういう年に1度というわけでもなく自主企画のようなアトリエ開放へ行ってきました。ベルビユを訪れたのはそういう理由でした。
まだまだ騒ぐジレジョンヌたちを横目にこの日は先ずはオペラへ。
警備をする警察官のほとんどが催涙ガス対策のマスクをしていたのが印象に残りました。沿道のお店は念のため通り過ぎるまで閉店。シャッターを下ろしてあらかじめもう休んでいるお店も。でもここはオペラからルーブルへ向かう目抜き通り。
土曜日という観光客かきいれどきに何してくれますという状況。
ジレジョンヌ、絶対にマイナスの効果しかないと思う人が少数なのが残念。
一気にベルビユへ。
どこだろ?と思ったらパリらしい路地を抜けた先にありました。
もしかしたらアパートなどにはできない制限のかかる位置にあるからアトリエなのか?
この奥にあるスペースでアーティストがハンモックみたいなもので寝ていましたが、それもパフォーマンスでした。
奥のスペースもかなり広く、大きなオブジェも製作できそうです。
基本寝泊まりは禁止だそうですが、追い込みの時は寝ているアーティストもあるようです。
こうしたスペースは抽選ですがアーティストに期間を決めて貸し出してくれるのだそうです。それも割安に。
アーティストというものが職業として認知されているフランスだからでしょうか。
ただ今後の財政破綻がどう影響を及ぼすのか先々不透明な感じもします。
残って欲しいけどこんだけジレジョンヌも騒いでいるから聖域なき改革でもされると一発で無くなりそうですね。
ベルビユはメトロの11番線と2番線が通っております。
シャトレで11番線に乗るのがいいですが、シャトレは馬鹿でかく乗り換えが、永田町と国会議事堂というくらい距離があります。4番と11番、1番と11番は1番距離があったと思います。7番と11番は近かったです。
1年も暮らしているとそういうことがわかってきますのでアパートからですとピガールから2番線に乗ることが多くなりました。ときには一度外へ出てそして乗り換えなんてこともあるからNAVIGOがあると便利だと思います。