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パリから日々の徒然を〜もうしばらく日本です〜

OFII(移民局)の初回登録方法が大幅に変更

2019年2月18日よりOFIIの登録方法が大幅に変更されたようです。


これまで学生などのVISAを東京の広尾にあるフランス大使館で手続きをするとOFII(移民局) の紙を渡されフランスでの住所が決定次第担当するOFII(移民局)へその書類を郵送もしくは持参しコンボカッション(召喚状)が送られてくるのを待つという方法でした。

そしてコンボカッション(召喚状)に記載のある日時にODIIへ出頭し必要なことを済ませて晴れて在住カードに該当するものをパスポートに貼ってもらいVISAを有効なものとすることができます。これをやらないと不法滞在とみなされてしまうから必須の作業です。

 

これがまた色々トラブルが報告されていて、

 

郵送、書留にしていてもOFIIの中で紛失され待てど暮らせどコンボカッション(召喚状)がこないこともザラで最初の洗礼を受けます。

 

手続きが遅すぎて提出してから3ヶ月待たされることはざらで、パリ以外はもっと時間がかかったなんていう話も聞きます。

 

それが嫌だなと思ったのでパリ市はバスティーユにあるOFIIが担当なのでそこへ書類を持参したんですが、入口のセキュリティをしている男性が「フランス語話せないなら入れてやらない」という意地悪もされてまあ大変。

 

なぜにこのOFIIに行かないといけないかというと、

 

在日のフランス大使館が出すVISAにはフランスでの住所の記載がなく、在住カードには住所が必須だからという理由だそうです。多分ほとんどの人が入国前に住所を確定させることが難しいからと便宜を図ってくれてはいるんだろうけど、仕事の遅いフランスの公務員だから時間もかかるわ、ちゃんと手続きしないわでトラブルだらけ。

 

現在の大統領のマクロンさんの方針で、パソコンでやれることはそうすればいいじゃんと相成りましてパソコンでの申請が可能なものは移行しつつあります。

が、この進め方もまあ変わっていて、先に申請の窓口を大幅にクローズしてそれからシステムのことをやろうとするからまあ面白いくらいのトラブルが起きています。そして手続きもどんどん遅延する状態で「ここは先進国かよ」とツッコミたくなります。おそらく働く公務員が自分たちの権利の保身に働くんでしょうね。

 

久しぶりに在日フランス大使館のサイトを見ていましたらOFIIの紙を交付することをやめて、フランス入国後3ヶ月以内に以下のサイトで登録をすることに変わっていました。

 

administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr

 

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なんとサイトの右上に言語の切り替えがありました。

英語以外に中国語もあり、いかに中国人が多いかがわかります。

 

これまでなんでこんなことくらいオンラインでやれないかということが多いフランス。

こうやってオンライン化しても中で申請の書類をなくすんでしょうね。

CAFで散々やられたし、ネットバンクの口座開設ですら中で書類を無くすというあり得なさ。

 

フランス人もっとちゃんと働けよ という怒りが段々と「まあそんなもんね」となってしまう自分がとても残念だけどいちいち怒っていては身が持たないですからね。