Maison SAJOUの閉店
Maison SAJOUは手芸品店の老舗です。
1828年に創立され、一度閉店したものの2004年に復活したそうです。
今回コロナの影響でオンラインだけの展開になるそうです。
いずれ治ったら復活しないでしょうか。
男性で手芸が趣味ではないのにどうして記事にしたのかといいますと、
最初の長期滞在が2017年、パリ3区にエアビーで部屋を借りて2ヶ月の滞在。
ここからちょっと周りを見てみたくなり、歩いて西へ西へ行ってみました。
昔からいわゆる生地などを扱うお店が多くあるエリアのようで、もう随分と経つような埃をかぶった入口扉の奥にデッドストックものも多くあるようなショーウインドウ。
セバストポール通りからケール通りへ入りひたすら西へ進みました。
そうしたら左手にあったのがMaison SAJOUでした。なんの店か知らずに入ったら手芸のものがいろいろ揃っていました。
その先のフォルジュ通りからミル通りへ入るとパン屋Boulangerie-Pâtisserie Terroirs d'Avenirがあり、その先にグラム単位で販売するBioの八百屋がありました。
この時は15区で暮らした時のように自炊ベースでしたが、まだスーパーもモノプリやフランプリックスしか知らなく野菜の買い方もわかっていなかったので1人でカレーを作りたいときにジャガイモとニンジンと玉ねぎで1ユーロほどというこの八百屋がとても役立ったんですよね。
買ったパンをミル通りの一本北のアブキール通りの建物の壁一面の植栽の壁のところで食べたりしたなあ。
ミル通りの反対側はプティカロー通りになり、南下すると途中でモントゲイユ通りに変わります。そうストレーなどある通りで通称市場通り、レアルにまだ市場があった頃の名残の通りになります。それに気づいたのが2018年からの長期滞在でした。
1年後にまた壁面一面の植え込みの前でパンをかじった際に懐かしさだけでない色々な気持ちになりました。
それゆえにこの界隈のお店がなくなるとちょっと残念になります。
2017年の滞在の時の贅沢がサン・ドニ門近くの当時はThe Gameという店名のテイクアウトのハンバーガ屋。コーラ350ミリとポテトとハンバーガーで4.5ユーロ。たぶんパリで最低価格の部類でしょう。何回か行ってお店の方がまたかという顔をしていたなあ。
あの当時はアパートからすごい近くにLidlがあったのに知らずに過ごしていました。
そう思うと1年以上の滞在でだいぶパリでサヴァイブすることに慣れてきたと言えますね。
現在のHPトップから。
こういうところもフランスっぽい。クリスマスは欧米の方にとっては宗教とあいまって特別な意味合いを持つのでしょう。
フランスへ行くようになりもう15年ほど経ちました。以前は24日の17時頃にはシャンゼリゼのマクドナルドさえ閉店してしまうものだったのに今では24日は普通に変わらず閉店になり時代の流れを感じます。しかしながら25日は祝日なのでパリでもストラスブールでもどこも休み。観光客にとっては魔のクリスマスイブ、クリスマスですが、静かなフランスを感じることでフランスの日常を感じられると思います。
JALのサイトを見ていると観光でもパリへ行けるようなことが書いてありました。
フランスでは隔離されず行動できるようですが、日本に戻ってからは2週間に引っかかるようです。となると行けないですよね。