盛岡 第一画廊
テレビ岩手ビルの1階にある第一画廊にて舟越保武さんの初期デッサン展を開催していました。
舟越保武さんは木彫の半身像を主に作る舟越桂さんのお父さんで、保武さんも桂さんも岩手出身だそうです。
舟越桂さんはあまりに有名でテレビにも出演される著名人。何度か展示を見たことがありますが保武さんは数点しか作品を見たことがありません。保武さんが初期にどんな作品を作っているのかとても気になり行ってみました。
そんなに広くない会場に25点ほど1950年から1960年代の作品が並んでいました。
藝大を卒業し10年ほど経ち、初めての子ども(長男)が急死したのが1950年だそうで、主に女性のデッサンのようでしたが中性的な作品もありました。
舟越桂展としてしまっても皆そう思ってしまうだろうなというくらい、保武さんの作品は桂さんの木彫の顔に似ていました。親子のDNAなのでしょうか。
1962年に高村光太郎賞を受賞されるので1950年から1960年代のデッサンを集めて展示することで保武さんの根っこにある美意識を見ることができいい展示でした。
なお舟越保武さんの作品は岩手県立美術館にも収蔵されているそうなので、建築探訪兼ねて訪れても楽しそうですね。