Marie-Anne CANTIN
パリ市内にはかなりの数のチーズ専門店があります。
同じ名称のチーズなのに値段が結構異なりますが決してぼったくっている訳ではなく、生産者から預かってきたチーズをお店の地下の倉庫で熟成させるなどお店でかけた手間代だと思っています。
例えばハード系で有名なComtéチーズは生産者も多く同じ名前でも生産者が異なることでそもそもそこで値段が上下します。
倉庫での熟成と相まって値段が上下するのですね。
今回ご紹介する専門店はMarie-Anne CANTINです。
アンバリッドから近く最寄駅はメトロ8番線École Militaireです。
商店が立ち並ぶ商店街のクレ通りから少し外れるこのお店はお店の面積はそこまで小さくない方だけど出ているチーズの量がとても多いからかすごい物量に見えます。
値段は少しだけお高めですが、生産者も熟成もとにかくこだわっています。
スタッフも英語を話すので観光客でもOKですが地元のパリジャンたちが多く買いに来ていますので時間帯によっては待たされることも多いです。
お店は19時半までですが、18時半までに行くことをオススメします。
というのも19時からはチーズを片付けだすからです。
19時半に電気を消してスタッフ全員退店というのがフランス時間。
この界隈は散策すると「暮らすパリ」というのが見えてきます。
パリ左岸の中でもちょっと下町でありながら15区とは異なる高級感があります。
Café Constantという中村江里子さんがオススメのカフェもあります。
Café Constantが面しているサンドミニク通りを東へ歩いていくとパン屋さん、KARAMEL PARISもあります。
サンドミニク通りを東に向かって歩くときは「後ろを時々振り返る」ことをオススメします。というのもエッフェル塔がいいアングルで見られるからです。
塔の近くの街というものを感じられるエリアです。