パリでアパートを探す 13 エレベーターは必須です
意見がわかれるところですが、
エレベーターascenseurは必須です
そもそも
築100年の建物は建った頃にエレベーターが設置されているものは余程の建物だけでしょう。パリだとエッフェル塔に、スタートがアメリカのようなのでアメリカの公共建築に導入されていたんでしょうね。
当時かなりの高級品だったようですね。
なので
エレベーターは建設当初ついておりませんでした。
その後、普及が始まり、螺旋階段の中心点が大きいところなどに後付けで無理やりエレベーターを取り付けています。
階段室の構造によっては取り付けられないことも
築40年くらいのものも、エレベーターの重要性がわかっている物件にはついていますが、そうじゃないところも結構あります。
ついていても、築100年のところだと2人が定員の小さなもの
築が新しいところで5人とか小さなものしかついていません。
それゆえ、パリは引越しともなると昇降機のついた車を道路に停めて荷物を上げ下げしているんですよね。この辺も考えればわかりそうなのに、テキトウですね。
というか毎日寝るそのベッド、どうやって部屋まであげたの?
だから組立式の家具が多いようです。
エレベーターは必須です
エレベーターがないステューディオは地獄です。
ステューディオ=屋根裏部屋なので、最上階もしくはその下というロケーションです。
毎日、階段で7階、8階、それ以上に上がったことありますか?
慣れるとか、若いとか、そんな理由は数日でぶっ飛び、後悔しますよ。
エレベーターがないステューディオにお住いの方は
一度部屋に入ったらもう出たくない
とか
洗濯や買い物を一度で済まそうとするとすごい荷物
とか
そんなことをおっしゃる方がほぼ全員です。
そしてこちらの階段は狭かったり、しかも長年使われすり減り、ふみしろがうねっていたりするので足を踏み外すこともあります。
それを荷物を持ってやったら危険ですよね。
そして買い物、結構重たいんですよ。
かなりの筋トレというかもはや修行を超えて苦行ですよ。
物件として数は半分以下になりますが、
エレベーターは必須アイテムと覚えておきましょう。
行動を自由にしてます。
ラメゾンピシャール バカンス明け8/1
いや〜この日を待ちわびておりました。
パン屋難民卒業です。
昨日、すでにバカンスの貼紙は外され、準備の様子が伺え一気にテンションアップ。
この日はまだいつもと違ってお客さんが休みモードでした。
こんな写真撮れたのは初!
照明が灯りました。
シャッター上がりました。
いつも通り、お店側の歩道でバゲットなど店舗に入らなくても買えるための
可動式のカウンターを出しています。
土日には歩道側にも出して販売しています。
休み明けだからか、いつもよりパンもパティスリーも少なめでした。
バゲットビエノワーズを。
70cm 1.25ユーロ
キュという外皮の食感と中のシットリさが絶妙でした。
このパンは美味しい時間が短いのですが最高ですね。
近くの公園。既に結構な落葉です。
季節が秋にかわりますね。
パリの朝晩は少し肌寒いくらいです。
旅行に来る皆さん一枚余分に服を持ってきてくださいね。
7/31 ジャン・ジョレスが暗殺された日でした。
今朝FBを見ていたら、知合いがアップしていた写真が気になり見てきました。
wikiより
この場所でジャン・ジョレスが暗殺されたそうです。
ジャン・ジョレス
フランスの社会主義者、政治家。修正主義を主張し、教条主義派とは対立した。また、圧倒的な大衆の人気を誇る雄弁家として知られた。第一次世界大戦に反対するが、狂信的な国家主義者に暗殺された。
wikiより
1914年7月31日に熱狂的な愛国者ラウール・ヴィラン(Raoul Vilain)によりカフェ・クロワッサンで暗殺された。それは、第1次世界大戦が勃発し、フランスが総動員体制(いわゆる「ユニオン・サクレ」)に入る前日のことであった。
wikiより
暴力で歴史が変わってしまった104年前だったという訳でした。
今日の様子
Grands Boulevards駅を出て歩きました。
めっちゃ混んでいるカフェだなと思ったらここでした。
お花が添えられていました。
記念写真を撮る人の列。
誰かわからなかったけど、常識的に考えるとご子息か、それとも社会党の後継である新社会党の関係者なのかと一緒に撮影していました。
人気者だったというジャン・ジョレス。
不幸な亡くなり方をしたといえ、100年越えても命日に人が集まるとは。
こういうところがフランスですね。
おそらく犯行のあった夜9時くらいに何かやりそうでした。
その前から音楽を鳴らして騒々しい現場でした。
L'Artisan Des Gourmands
ピシャールがお休みなのでパン屋探し中です
L'Artisan Des Gourmands
15区です
外観
地元のパン屋という印象の強い派手な印象はない外観。
派手な外観が多くなった昨今ではややクラシカル
バゲットトラディションを購入
1.1ユーロ。45cmほど
クープはシンプルな感じ。
端もいい気泡です。
中心もいい感じ。
感想
粉の香りがしっかり漂います。
そして中はしっとりフワッとして食パンのようでした。
日常の主食としてのパンだけど、主張はそんなにしないというバランスの良さ。
毎日食べるパンという感じがしました。
朝からパティスリーも充実。
伺った時、1人が先にいたお客さん対応、もう1人は焼けたものを並べていたので待っていました。
ピシャールだと並べる人は並べるだけしかやりませんので待つのが普通と思っていたら声をかけてくれて販売もやってくれました。
日本だと当たり前な光景だけどフランスではそうではないことなのでちょっと驚きました。
そういう接客の好印象なところは、通ってみると随所に感じられフレンドリーな店だなと思いました。
だからバカンスの休みのお知らせもちゃんと前もって何枚も貼ってくれているのだと思いました。ピシャール、全然気づかなかったけど、後からパリに長い人に聞いたら店員が口頭でお客にだけ教えてくれることもあるとか。もしかしたら貼紙なかったのかもしれませんね。
タルト系が美味しそうなのでバカンスになる前に再訪したいと思います。
L'Artisan Des Gourmands 7/24
感じが良かったから再訪しようかと思ったけど
こちらへ少し立ち寄り
先にいたお客さんがいて、店員もなぜか一人なので観察。
相変わらず、膨らんでいないバゲッドが山積み。
そしてそれは焦げたでしょうという色のバゲッド(たぶんゴマかな)
安定しないというより、もうこれは店主の感覚なのだと思いました。
膨らんでいないバゲットをパリジャンが食べて苦情とかないんでしょうかね。
残念ですがもう行くことはないな。。
途中素敵な新しい住宅街を抜けて
L'Artisan Des Gourmandsへ
この日も安定していました。
スタッフもいつも通り明るく。
今日は緑色のパウンドケーキがレジ横に置いてあり
サ、グテ? (グテは味見という言葉)と聞いて食べてみました。
ピスタチオだよと教えてもらいましたが、ピスタチオの特徴的な香りがしっかりと伝わりバゲット同様に美味しいかったです。
最後は店主の考え方だなと思う今朝のパンでした。
Fromagerie de Paris Lefebvre
チーズも好きなので、あちこち食べ歩いております。
今回はパリの東外れのBercy駅へ行った際に見つけて気になっていたお店へ
Fromagerie de Paris Lefebvre
Eric LefebvreさんとPatricia Lefebvre さん、たぶんご夫婦だと思うんですがお店に2人の名前がありました。ただ包みを見るともう1人Luc Crosとあります。
誰だろう。
グーグルさんからお借りしました。
だいぶ今はやれ感があります。
どんなお店?
パリの東外れにも関わらず、店名が「パリのチーズ屋Lefebvre」とあえてパリをもってきているので最初は立ち寄っただけで帰ってから調べて見ました。
そしたらEricさんは2004年にMOFのチーズ部門を取られていることがわかりました。
あの有名店Laurent DuboisさんもMOF取得者。気になりませんか。
感想
ヴァカンス前とあってチーズは少なめ。モッツァレラチーズなども量り売りで買えそうでした。そしてちょっと面白いと思うお店が持っていると私が勝手にメルクマークにしているチーズがありました。
店の入口は常に開けっ放しでたぶんその方がお客を呼び込みやすいんだけど、チーズ売っているお店にハエとかブンブンというのはちょっとな〜と思うんですが気にしていないんですかね。
でもここんところのパリの暑さもあってか、あと最近の美味しいチーズ屋さんは結構気を使っていることが多くて入口はしっかり閉まるところも増えてきました。
Laurent Duboisさんも入口に暖簾のような透明なビニールを吊り下げて管理されています。
ここは残念ながら感覚が昔のままでした。
Laurent Duboisさんのお店。光っているのがビニールの暖簾。
が、意外な発見が
包紙が外は紙、中はビニルと二重構造。温度変化を和らげてくれます。
こういうところ、ケチっているお店多いんですよね。
買ってみたのはいつものCOMTE。組合のシール付き。
キロ25ユーロというのは他の店より1割ほど高いかもしれません。
(全体的に高級なLaurent Duboisさんと比べるとどっこいかな)
今回、保冷用に氷を持って行きました。氷といっても日本でケーキを買うとついてくる保冷剤。家に帰った時はまだ冷たいままでしたので温度変化はほとんどないはず。
店内はエアコンなし、そしてコンテなどはオープンケースだけど冷蔵管理してるはず。
でもここのチーズは温度にとても敏感で、気温25度ほどの室内でも冷蔵庫から出して数分で酸化なのかな?古くなっていくのがわかります。
そして結構濃厚なのです。もう少し熟成進んだものに近い感じ。
まだ端を食べただけでこの感想なので、中心はかなり美味そうと思います。
→美味しかったです。
理由がよくわからないけど、ハエがブンブンでもまた行ってみてもいいかもと思いました。
チーズは熟成士がうんちゃらとかネットに書いてありますがどうなんでしょう?と思っていました。MOFなど「わかっている人」がいるともしかしたら同じチーズでも別モンになるかもしれないですね。
食べてみるまであまり期待していなかったのですが、このお店はヴァカンスあけた9月とかどんなもの持っているのかとか継続してチェックしたいと思います。
場所は12区でも、周りは何もありませんのであえて行くようなところではないです。遅い時間は治安良くないエリアと隣り合わせですので気をつけて。
今週はパリも暑いです! バス編
日本の方には申し訳ないけど、パリは今週暑いのです。
朝晩は20度くらいですが日中30度と結構な気温の高さ。
暑い期間が7月と8月の少しだけということもあってエアコンが全く普及しておりません。
街を歩いていて室外機を見たことがないことと、飲食などのお店でも夏場は簡易スポットクーラーなので普及率としては1割あるかないかでしょう。おかげで扇風機は夏に完売してしまうそうですよ。
昔の日本のようです。
冷房あります なんて貼紙が昔の日本にあったそうですよ。
当然ながら電車にも冷房はなく、9番線だけ冷房あります。地下なので幾分涼しいけど地上へ出る部分の多い6番線は最悪です。
そしてバスは冷房化率ゼロです。
最新のバスですら冷房はありません。気休め程度の送風くらい。
しかも窓が開くのがたったこれだけ!
車内は蒸し風呂状態。ペットボトルの水を忘れようもんなら10分で熱中症です。
暑さだけでなく、汗などで体臭が充満してそれだけでも気持ち悪くなることも。
バスくらい冷房付けようよ。
当然ながら車内では扇子を持ってあおぐ人を結構見ます。
夏のパリには扇子が必要ですよ〜
おまけ
昨日バスに乗ったらこんなガードがしてありました。
そういえば随分前はありましたね。ほとんどの運転手が面倒だから使っていないだけだったんですかね?
イタリアのバスはもっと頑丈なガードでした。鉄格子のような感じで運転していても閉塞感ないのかなというくらいの徹底ぶり。
治安を反映していますね。
さすがにこんなことはパリではありませんから。
イタリアすごいなといつもブログを拝見していて思います。